飲食セーフティーネットワーク
代表 藤井悠(ふじいはるか)
2011年3月11日、
原発の事故があり、沢山の放射性物質がばらまかれました。
食を提供する立場として、「お客様に安心して安全なものを召し上がっていただきたい」、
そう考えるのは当然ですが、「何が安全なのか分からない」というのが、残念ながら当時の状況だったのです。
それまで放射性物質についてたいした認識もなかった私は、スーパーで並んでいる食材や、外食で口にする食事が安心して食べられないという事態は到底信じがたい事でした。
食品の放射能汚染に関して、ユッケの騒動のように当然きちんとした対策を行うのかと思っていましたが、日本は驚くほど高い基準値を設け「食べて応援」をはじめました。(チェルノブイリでは、汚染された食材は国で買い取っています。)
食材に数値が出るという事は、その野菜の育つ土壌はもの凄い汚染だと言う事です。
そんな土壌を毎日触りながら生活している農家さん達がほとんど何の補償も受けられない事も疑問ですし、その負担を「食べて応援」と言う綺麗な言葉で国民が背負わされている現状にとても疑問を感じます。
色々な考え方のある問題ですので、やり方はひとそれぞれだと思います。
しかしこんなに狭い国で原発事故が起きてしまったのは紛れもない事実ですし、目の前に放射能の問題が今も実在するのが現実であり、
そしてそれが人間にとって有害だと言う事もまた事実なのです。
それならば、目をそらさずに、問題や解決策を共有する為の知識を身につけていくことが大切なのではないでしょうか。
このネットワークは放射能の問題をきっかけに立ち上がりましたが、食の安全はなにも放射性物質だけの問題ではありません。
添加物や農薬、遺伝子組み換え、抗生物質など、私たちは利便性を追求する中でさまざまな有害なものに囲まれて生活しています。
その中のひとつに放射性物質が加わったのだと認識しています。
食の安全性に対する視野をもっともっと広げて、心から安心してリラックスできるお食事の場ご提供できるよう努力して参ります。
食に携わる皆様、
一緒に勉強して、対策を考え、情報を共有していきましょう!
共に繋がり、ここから一緒に飲食業界の意識を変えていきましょう!
同じ意識で集まった方々と2012年4月に集い、方向性や目的などを討論し、そして6月3日の第一回シンポジウムと共にHPを開設し、ネットワークを設立致しました。
名称は「飲食セーフティーネットワーク」、
安心・安全な外食を提供するための、飲食店、生産者、流通業者のネットワークです。
略称は「飲食ネット」です。※英名は「FBSN」
飲食セーフティーネットワークの
ご案内のフライヤーです。(PDF)
ご自由にダウンロードして下さい。
具体的にどのような活動をしていくかをご紹介させていただきます。
飲食セーフティーネットワークは、皆様からの寄付で支えられています。お気持ち分のご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
「飲食セーフティーネットワーク」
ゆうちょ口座 記号:10160 番号:10205911
銀行からのお振込の場合は→ ゆうちょ銀行 店名:〇一八 預金種目:普通預金 口座番号:1020591
口座名義:インショクセーフティーネットワーク